2022年5月小笠原旅行 (母島編-4)

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2022年6月8日(水)(12日目)

母島滞在4日目
今日は母島滞在最終日、父島経由で東京に向かう日でもあります。ところが朝から天気は雨、かなり強い雨が降っています。行きそびれていた静沢の森遊歩道にでも行こうと昨日までは思っていたのですが、雨の中遊歩道を歩いてずぶぬれ、どろどろになるのも躊躇わせられます。天気予報によると昼くらいまでは曇りって言うことになっているのに、本当小笠原の天気予報は当てになりません。色々と考えてみたもののレンタルバイクであちこち雨の中で回るのも嫌です。雨にぬれても良い服に着替えてレンタルバイクを返すことにしました。
ラ・メーフでの最後の朝食はパンとコーヒー、洋食になりました。バターナイフとスプーンを持っているコックさんが可愛かったので、アップしてみました。

 

朝食を食べてしばらくすると雨が小降りになります。ちょっと欲が出て殆ど雨がやみかかっている中、レンタルバイク屋とは反対方向に曲がり、静沢の森遊歩道に向かいました。霧雨のような雨が降る中、遊歩道を進んでいき砲台のある所まで来て写真を撮ります。まだ雨は止んでおらず、足元のかなり濡れているので3か所ある砲台のうちの一つを見ただけで引き返します。

 

レンタルバイクを返したのち徒歩で宿まで戻ります。9時のチェックアウト時間まであと15分、たっぷり濡れた服を着替えて荷物をまとめます。父島に向かうははじま丸出港時刻は12時で3時間もありますが、レンタルバイクも返してしまったので機動力がありません。

 

チェックアウトしたので手持無沙汰ですが、ちょうどチェックアウトして父島に向かうという泊まり客と会って、私が経験した父島の情報や天体写真の撮り方の話などをして時間をつぶしました。するとどうでしょう、雨がやんで雲の切れ間に青空も垣間見れるような天気になりました。
彼は町の方を見学するといい、私は近くの脇浜なぎさ公園に行くことにしました。宿から3分ほどの公園に着いたとたん再び大粒の雨が降ってきます。ちょうど草刈りをしていたお兄さんと屋根のある所で母島の天気の不安定さを呪いあいました。彼は複数の天気予報を見て平均をとっているなんてことをしました。雨が弱まったところで、リーダーに呼ばれて仕事の片づけのために出て行きました。私はリュックにカバーをかけて傘をさして公園内を少しうろつくことにしました。公園にはアオウミガメの飼育施設があり、卵を産ませているようなところでした。何匹ものウミガメが水面から顔を上げていました。湾内には砂浜があり、天気が良ければ浜遊びするのに良さそうです。

 



時間は早いですが、雨の中これ以上うろつく気もなくははじま丸が出港する沖港に向かいます。





小雨の降る中歩いて5分ほどで着いてしまいましたが、待合室の中で出港の時間を待ちます。出港する1時間ほど前になると、待合室に色々とおみやげ物が持ち込まれます。家族からは観光地で買うTシャツのセンスは最低と言われますが、それでも自分への土産としてポロシャツを1枚買ってしまいました。品質は良さげでしたが、値段は思ったよりも高かったです。



定刻の12時にははじま丸は予定通り出港しました。ははじま丸の出港時は地元の人の見送りがあるだけで地味なものです。汽笛の音を録音するためにデッキで動画を撮っていましたが、余りの音量でびっくりです。





船内ではあまり長い時間を過ごさず、島やカツオドリの写真を撮って過ごします。これが今回の旅行の中でカツオドリのベストショットかな。



2時間はあっという間に過ぎ、父島にほぼ定刻で到着です。おがさわら丸は8月5日、私が母島に移動したときからずっと父島に停泊していて、ははじま丸の到着を待っていました。



ははじま丸のかなりの人がおがさわら丸の乗船場所に移動します。おがさわら丸の搭乗券は予約票を渡してもらえます。復路も特2等寝台ですが、往路と同じ5層の別の部屋が割り当てられました。父島でお世話になったトミージーが見送りに来てくれていて挨拶することができました。

 

小笠原諸島を出港するときは動物検疫と植物検疫が厳しいです。没収された人はいなかったようですが、丹念にチェックされている人は複数確認できました。

 

おがさわら丸の出港は、太鼓のパフォーマンスや地元の人たちの見送りで盛り上がります。





 

 

そして見送り船はしばらくおがさわら丸に追従してきた後エンジンを止めると、それは乗員の飛び込む合図です。何人もの若者が派手な飛込をしておがさわら丸の乗客を楽しませてくれます。最後までついてきてくれたのは海上保安庁の船です。海の上を飛ぶパフォーマンスを見せてくれました。(動画は約13分と長いので悪しからず)



見送り船が離れていくと、いよいよおがさわら丸は速度を上げて父島を離れていきます。



6時過ぎにゆっくりと夕食を取りましたが、ふと気がつくと日の入りの時刻です。

 

あわててデッキに飛び出しましたが、すでに太陽の姿はなく雲の切れ間が赤く染まるだけでした。それも美しくはあったのですが、30分前から撮影していたらもっと感動的な景色が見えたかもしれません。



ゆっくりシャワーを浴びて今日のアクティビティは終了です。船の上から星の撮影は出来ませんし、月が沈むのは午前0時過ぎですから星を眺めるには遅すぎです。それでは、小笠原旅行最後の夜、おやすみなさい。

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