2022年5月小笠原旅行 (出発編)

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2022年5月28日(土)(1日目)

いよいよ出発の日の朝を迎えました。自宅から竹芝桟橋まで1時間ほどですが1時間ほど余裕をもって自宅を出発します。前々日に予行演習を兼ねて竹芝桟橋まで一度行っているので、途中で道を迷う心配もありません。スーツケースの重量は22sほどですが、かなり使い込んでいるためキャスターにがたが来ていて抵抗が大きいです。南極も含めて世界各国を一緒に回ったスーツケースですが、そろそろ買い替えの時期が来たようです。

 

竹芝桟橋まで無事到着です。前々日にはいなかったおがさわら丸が着岸しています。思った以上に大きいです。1万トンを超える船に乗るのは初めてかもしれません。コンテナの積み込みを行っています。小笠原諸島で消費されるたくさんの食料や日用品が含まれているのでしょう。



おがさわら丸の写真を撮ってからチェックインです。予約票を印刷したものを渡すとすぐに乗船券をもらうことができました。予約時に必要事項はすべて記載してあるので、乗船名簿への記載は不要です。PCR検査の受領書を見せて緑色の"Protect Bonin Family"バンドをもらいます。島ではこのバンドがあればいちいちPCR検査の受領書を見せる必要がないので面倒が減ります。

 

おがさわら丸に乗船しました。バカでかくて初代おがさわら丸とは全く違います。この船で24時間、明日の11時に小笠原諸島父島に到着します。



おがさわら丸で今回泊まったのは、5デッキにある特2等客室です。通路を挟んでベッドが一つずつで出入り口にはカーテンがあります。各寝台にテレビがあって現在の本船位置の表示やBS放送、おがさわら丸のビデオなどが見られます。今回ラッキーなことに隣のベッドには誰もおらず、通路を独り占めしました。

 

客室に荷物を置いたら、船内を探検に出かけます。まずは上からです。最上階である8デッキはブリッジと船員のための部屋がある他は外部デッキになっています。ゆったりと作らていて日向ぼっこをしながら景色を眺めることができます。船尾まで行くと、まだコンテナの積み込みが続いていました。



 



船尾近くにアンテナを設置してアマチュア無線をしている人がいました。交流電源を取る場所が近くにないので、バッテリーで運用していていましたが、海外とも交信できるようです。もちろん事前に無線運用の許可を小笠原海運から取得しての運用で、船舶から無線を行うことも合法です。小笠原諸島には毎年来ていて、父島には常時運用できる設備があるとのことでした。私は、計画時点でアマチュア無線の運用をあきらめていましたが、もう少し検討しておけば運用できたかもしれません。

 
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7デッキには展望ラウンジHaha-jimaと、特等室、特1等室があります。展望ラウンジで食事をすることもありましたが、窓ガラスのある席はいつも誰かが座っていました。

 

6デッキにはショップドルフィンと特1等室、1等室があります。ショップドルフフィンには土産物のほかにパンやコーヒー、インスタントラーメン、スナックなどが手ごろな値段で売られていました。各デッキは似たような感じなので、案内板に助けられました。

 

5デッキには1等室、2等寝台と私の泊まった特2等寝台があります。私は隣のベッドに乗客がいないことをよいことにスーツケースを通路に置きましたが、良く見ると外の廊下に鍵がかかるロッカーがありました。乗客のいない2等寝台は2段ベッドが向かい合わせで並んでいます。一人ずつのスペースが区切られています。

  

各デッキには給湯室とシャワーが設置されています。シャワーは24時間使えて複数あり、湯量も充分あったので快適でした。

  

4デッキはエントランスとなっています。2等寝台と2等和室のほか、案内所や航路の説明、クジラの尾ひれのモニュメント、ロッカー、衛星経由の公衆電話などがあります。

 

 

 

メインの食堂であるレストランChihi-jimaも4デッキにあります。今は間を開けているのでそこまで多くはないでしょうが、全134席と結構広々しています。ただ、営業時間がそれほど長くないので行く時間を気にしないと混雑がひどくて長く待たされてしまうかもしれません。

 

3デッキと2デッキには2等和室があります。初めて父島に行ったときはもちろん2等和室で行きましたが、当時と比べて船は大きいし、設備も整っているので居心地はそれほど悪くないと思われます。

 

いよいよ出港です。桟橋の上からは小笠原海運の関係者が、展望台からは家族や知人たちがお見送りしてくれます。
おがさわら丸はゆっくりと岸壁を離れていき、次第に速度を増していきました。





レインボーブリッジをくぐると、船がたくさんいます。コンテナ船が荷揚げしている横を次第に速度を上げていきます。



 

浦賀水道にある第2海堡のすぐ脇を通り過ぎて行きます。灯台と灯台を灯すための太陽光発電パネルも見えます。

 

浦賀水道には様々な船が航行しています。大型の自動車運搬船や貨物船などがいます。東京湾の真ん中で釣りをしている船をいくつも見ました。モーターボートとヨットなども共存しています。

 

 

左舷側には房総半島が見えています。



浦賀水道を出て全速で航行し始めたようです。



RX10M4で撮影した初めての海鳥ですが、遠くて最大望遠にしても細部は見えません。



外洋に出ると次第に風が強くなり、揺れはあまり感じられませんでしたがデッキに出られなくなりました。窓越しに見た日没はきれいでした。



展望ラウンジで夕食にグリーンカレーを頂きました。美味しかったです。



今日はこの辺でおやすみなさい。明日は朝から忙しいです。

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