2020年1月南極旅行 (南極編-2)

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2020年2月1日(土)(9日目)

朝日がきれいに見えるかもしれないという昨日の情報に従って4時に起きました。残念ながら朝日は厚い雲に隠されて見ることができませんでした。雲の薄いところから僅かに見えるオレンジ色の光と氷山のささやかなコントラストを見ることが出来たので良しとしましょうか。それにしても話は聞いていましたがなかなかすっきり晴れません。



しかし、早起きは三文の得と言いまして、沢山の氷山を見ることができました。

 

5時過ぎに船は移動を開始してSnow Hill島に向かいます。しかし、しばらくするとUターンを始めます。前方をよく見ると至る所に大きな流氷が浮いていて、船の進路を妨害しています。他の航路も探していたようですが全て氷で覆われているようで今日の予定のスノーヒル(Snow Hill)島上陸はキャンセルとなりました。



次の目的地の移動中、かなり大きな氷山にも出会うことができました。写真と動画でご覧ください。空の切れ目が氷山の上でナイフを入れているようで素敵です。動画では大きさを感じてほしいです。長さは数百mあるのではないでしょうか。





ウェッデル海のゾディアッククルーズ

朝日や流氷、氷山を見ているうちに朝食の時間が来ました。スノーヒル(Snow Hill)島がキャンセルになったので、大きな流氷の近くでゾディアックを出すことになりました。2つのグループに分けて前半が9時出発、後半が10時出発です。流氷は余り背が高くなく、ペンギンが上陸していたりします。5艘のゾディアックはあちこちに散らばってクジラの出現を待ちます。各グループ約1時間の乗船を終えて母船に帰ります。

 

ゾディアックを下す様子です。



これから向かうかなり大きな流氷です。



待っている間に出現したクジラたちです。残念ながら自分たちがゾディアックに乗っている間は近くに現れませんでした。



氷の下はなかなか神秘的な緑色をしていました。



流氷の上にいるアデリーペンギンたちはゾディアックが来ても逃げずにいました。



ゾディアックで戻ってくるときに撮影したM/V Ushuaiaはかなーりかっこ良いです。



ランチはデッキに設置されているBBQグリルで焼かれた各種焼肉でした。流石アルゼンチン、美味しいビーフに舌鼓を打ってなかなか上陸できない憂さを晴らします。

 

移動中にペンギンたちやクジラに遭遇しました。

 

エスペランサ基地(Esperanza Station)再チャレンジ

スノーヒル(Snow Hill)島も接岸できそうにないということが判明して、エスペランサ基地に上陸すべく再チャレンジすることになりました。エスペランサ基地に行くためにはウェッデル(Weddell)海を出なければならないわけで美しいテーブル氷山ともお別れです。

 

エスペランス基地の近くには16:30頃到着しました。ところが先日接岸できなかった以上に氷が押し寄せてきていて今回も接岸できないことが判明しました。前回は氷の様子を確認するために長時間待ったのですが、今回は早々にあきらめて次の目的地に向かうことになりました。



写真撮影の基礎講座と翌日の計画

夕焼けや朝焼けの美しいこと、鳥やペンギンを撮影するときのワンポイントアドバイスがありました。
今日の計画が全く思い通りにいかなかったので、翌日の計画はウェッデル(Weddell)海を出てブランスフィールド海峡(Bransfield Str.)に移動することになりました。最初の目的地はデセプション(Deception)島です。火山の島のため温泉も湧いています。Polar Plunge希望者が募られたので、事前の計画通り希望しておきました。第2目的地はトリニティ(Trinity)島です。計画通り進むと嬉しいのですが。




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