2022年11月アイスランド・イギリス旅行 (往路ロンドン編)

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2022年11月18日(金)(2日目)

ロンドン・ガトウィック空港に到着しました。
最初にすべきことはローミングでインターネット回線を確保して、スマホでマップを見られるようにすることです。とても心配性な性格なため、どこにいるか分からないと不安を感じる人なのです。ローミング用のスマホとしてマレーシアで使っていたDigiのSIMが入っているXperia Compactを持ってきました。マレーシアの通信会社であるDigiを使ってローミングすると結構お安く済みそうなので、ローミングはDigiを使うと旅行前から決めていました。ちなみにイギリス国内で3日間2GB+30分通話のローミング料金はRM25(約750円)です。
スマホの電源を入れると自動的に回線を探してくれます。元々ローミング契約がしてあればこの状態で電話の着信やSMSの受信ができます。インターネットは繋がっていないのでローミングで通話回線が繋がっているのを確認してから *800*3# に電話を掛けます。するといくつかのローミングオプションが出てくるので、今回は 1 を選ぶことにします。GBRはイギリスのことを示すので、明日移動するアイスランドは含まれないのは承知の上です。もちろん 2 を選ぶという選択肢もあるのですが、14日間繋がってもデータ使用量が契約内に収まるとは思えないので、避けました。それにマレーシアの通信会社ですから、どんな常識でないことが発生するか想像できません。ここは無難な 1 を選ぶのが吉と判断しました。



1 を送信すると直ぐにローミング接続完了のメッセージが飛んできました。早速Qさんに電話して無事にガトウィック空港に到着したことを伝えます。Qさんからは彼の住所と簡単な行き方をメールで教えてもらっただけなので、ウィンブルドンに住んでいるQさん宅まで移動は何とか自力で行わなければなりません。
最初は列車でEast Croydonへ向かいます。切符を買うための列がありましたが、Qさんからクレジットカードをタッチすれば切符を買わなくても済むはずだよというアドバイスに従い、改札機にクレジットカードをタッチしたらゲートが開きました。事前に調べたところ、海外発行のクレジットカードでは使えないこともあるという注記事項を見つけていたので、心配していましたが使えてラッキーでした。当初はOysterという日本でいう交通系ICカードを購入して必要金額をトップアップすることを考えて、運賃やら操作方法を勉強していたのですが、全て無駄に終わりました。
どのホームから出る列車に乗るのか分からないので、近くにいた駅員に尋ねたらまもなく発車する列車の出るホームを教えてくれました。入線してきた列車はかなりおしゃれです。快速列車らしくEast Croydonまで他の駅には止まらずに30分ほどで着きました。

 

 

East Croydonに到着して駅を出たのですが、次に乗るトラムの停車場が見当たりません。少し歩けば見えてくると思ってまっすぐ進むと暫くしてトラムが走っているのが見えました。でもウィンブルドン行きのトラムは走っていなくて思っていた方向とは逆方向に走っています。グーグルマップも見てみたのですが、トラムの駅がどこにあるか分かりません。

 

とりあえずトラムの線路沿いにしばらく歩くと停留場があって、そこに掲載されている路線図から自分が間違った出口から出たために、一駅隣のトラムの停留場に到着したことが分かりました。残念なことにここら辺りは上りと下りの路線が離れていてウインブルドン行きのトラムには、当初向かうべきEast Croydonの正面にある停留場まで一駅歩かないといけないと言う事が判明しました。



暫く2つのスーツケースを引っ張ってやっと目的のEast Croydonの停留所に着きました。左下の写真の左側に見えているのが列車の駅で、右側にトラムの停留所が見えています。正しい出口を出てきたらトラムの停留所が目の前だったのです。
もちろんトラムもクレジットカードのタッチで乗ることができました。ただ、列車の時と異なり乗る時だけタッチすれば良いという事を知らずに降車するときにもタッチしていたので、2倍の運賃を支払ってしまいました。

 



やっとトラムに乗車できました。2両編成のトラムは商店街の中をずんずん行きます。人とトラムがとても近いです。
途中で一つ困ったことが発生しました。バッテリーは十分あるのにXperia Compactがいきなりシャットダウンしたのです。昔ながらの方法、掌でビシバシたたいてから電源スイッチを押すと起動しますが、暫くすると再度シャットダウンします。もう一度たたいてから起動すると暫く経っても電源は落ちません。とりあえずこれで様子見することにします。



 

約20分ほどで目的の駅に到着、無事Qさんのアパートに着きました。Qさんとは2年半ぶりの再会です。この旅のために頻繁にメールのやり取りをしていたので、久しぶりという感じはしませんでした。

 

Xperia Compactは何とか使えていましたが、ちょっと裏蓋を押してみるとまたシャットダウンしてしまいました。さすがにこのまま持ち歩いていつ電源落ちるかを心配するのも嫌なので、思い切って裏蓋を外して中を見てみました。シャットダウンの原因はバッテリーから基盤に接続するコネクターが緩んでいるためのようで、コネクターをしっかり刺しなおしたら少しくらいバッテリーを押してもシャットダウンしなくなりました。しかし、裏蓋を閉めようとしてもバッテリーが膨らんでいるためでしょうか、きちんと閉まってくれません。仕方ないので、セロテープで巻いて裏ブタが落ちないようにします。幸いなことに手帳型のケースに入れていたので、そのままケースに入れれば不用意な力がかかることもなさそうです。
私のために1日余計に有給休暇を取ってくれたQさんが、ロンドン観光に連れて行ってくれることになりました。住宅街の中を歩くこと10分弱、ウィンブルドン駅はすぐそこでした。East Croydonの次の停車駅がウインブルドン駅だったのですが、歩く距離が圧倒的に長いのでトラムを使うルートを教えてくれたみたいです。

 

列車移動の前に昼ご飯を頂きます。タイ料理に目がないというQさん、駅に近いタイ料理のお店でカレーを頂きました。余り辛くない料理を選んで頂きましたが、確かにタイ料理でした。



到着したのはロンドン・ウォータールー駅で線路が突き当たる櫛型ホームでした。ホームがいくつあるか分かりませんが、ずらりと並んだ電光掲示板の行先表示は初めて訪れた旅行客を困惑させる力がありそうです。出入口は立派な彫刻が飾られた石造りで思わず振り返って写真を撮ってしまいました。創業は1848年だそうで、174年の歴史を持っています。日本では今年鉄道開業150年だそうですからそれよりも24年も古いのですね。

 

 

駅を出て最初に向かったのはロンドン・アイです。とても大きな観覧車で近くで撮影した写真は全景を捕らえられずに没、少し行き過ぎてからの写真を載せます。さすがロンドン、2階建ての観光バスが2台続いて通り過ぎていきました。

 

テムズ川を見下ろすように立っているのはビッグ・ベンです。近くから望遠で撮影するとその緻密さに驚かされます。





法律の専門家のQさんとイギリス最高裁判所の見学をしました。事前予約も不要で厳しい荷物チェックが行われた以外はあっさりと入れました。使われていない法廷に入って中にいた説明員から話を聞くなど貴重な体験ができました。
その後、入館料が必要なウェストミンスター寺院は外から眺めるだけとしました。

 

セント・ジェームズ・パークは紅葉が始まったところで、公園を秋色に染めていました。



次に向かったのはバッキンガム宮殿です。手前にはヴィクトリア記念堂もあります。



宮殿ではちょうど衛兵交代式が行われていました。衛兵の制服の色は赤というのが常識だと思っていたのですが、紫色の制服もあったのですね。

 



その後、ナショナル・ギャラリーの近くを通り、アップルマーケットを覗き、ライオンキングの劇場脇を通ってウォータールー駅に戻ってきました。

 

 

Qさん宅に戻ってきてから夕食です。イギリスでは薄切りの牛肉は一般的ではなく、わざわざ遠くまで買いに行ってくれた牛肉をトマトスープでしゃぶしゃぶしていただきました。野菜、豆腐、サラダもあり、とても健康的な食事でお腹いっぱい頂きました。



夜は暖炉風インテリアのあるリビングルームの一角に折り畳みベッドを出していただき、今回の旅行で1泊目を過ごしました。東周りでアメリカに行くときはひどい時差ボケのため夜中に目を覚ますのが普通なのですが、西回りでヨーロッパに行くときは時差ぼけの影響が少ないのでしょうか、朝までゆっくり寝ることができました。



明日はロンドンを発って、アイスランド・レイキャビックまで移動です。

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