2025年7月モンゴル旅行 (現地ツアー編-1)

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2025年7月7日(月)(2日目)

昨晩からぽつぽつ降っていた雨もそろそろ降りやんで来ました。部屋から見える風景はビルが立ち並んでいて普通に都会です。
朝食はバイキング形式で味付けは日本人にも食べやすいものでした。

 

 
    味は万人向けの薄味でした

東横インウランバートルは1泊のみでチェックアウトして、今日から2泊3日でローカルツアーに出かけます。出発時刻の9時になっても迎えの車が来ずに心配しましたが、Qさんのスマホには出発時刻をやや過ぎてから連絡があり、結局30分遅れでホテルに到着しました。市内の渋滞に巻き込まれていて到着に時間がかかったようでした。迎えに来たのは韓国製の4WDミニバンで8人乗り、すでに日本人旅行客(女性2名)とフランス人旅行客(ペア)が乗り込んでいて、私たち2名が最後でした。スタッフはドライバーとガイドで8人乗りのミニバンは満席で出発しました。

 
                                             8人分の荷物を入れても余裕があります

ホテルから出るとミニバンはウランバートルから西に向かって走り始めます。市内を抜け切れないうちはしばらくの間渋滞につかまりますが、それを過ぎるとスムーズに流れるようになります。そして1時間足らずで車は駐車場に止まります。休憩と買い物(飲み物やおやつ)のためです。NOMIN(ノミン)はモンゴルで初めてのスーパーマーケットで今回の旅行中もあちこちで見ることができました。建物の中は大きな倉庫のような作りで多種多様な商品が大量に販売されています。物価は品物によるとは思いますがざっくりいって日本よりも3割くらい安いかなと思いました。到着2日目でまだ土産を買うには早すぎで、ペットボトルの水はQさんが昨日のうちに購入済みで、おやつも不要なので何も買わずに店内をぐるっと回ってでました。もちろん草原の中を走り始めるといつ休憩があるか分かりませんので、トイレだけは済ませました。

 
                                            結構な種類と量があります

 

スーパーマーケットを出ると町と呼べる規模の集落はなく、ところどころゲルがあったりしますが、草原以外はない平原の真っただ中を走る2車線の道路をひたすら西に向かって走ります。アスファルトの舗装路ですが、時々バンプが設置されていたり、いきなり凹みがあるところを突っ切ったりするので、車体が大きく上下することがあります。

 

草原の中をひた走ること約2時間、ランチ休憩を兼ねてドライブインで止まります。以前はこのようなドライブインが少なく食事やトイレに難儀したようですが、今ではほぼ2時間くらいの間隔でドライブインがあるために旅行者にも優しいです。このツアーではレストランのオーダーは個人が行い、支払いはガイドが行うというもので好きな料理を頼むことができました。なるべく現地風のメニューということで牛肉(?)の炒め物を頼みました。御飯が盛られているので、御飯と混ぜて食べる感じです。味は美味しかったのですが、量は多めで最後は少し飽きました。コカ・コーラは冷やしてなくて常温のがペットボトルのまま出てきたのは、日本と常識が違うんだなと思わせるところでした。

 



ランチが済んでからもひたすらドライブが続きます。途中急減速することがありますが、それは道路近くまで放牧している家畜が寄ってきたり、道路を横断しようとしているために起こります。写真に写っている牛だけでなく、馬や羊が寄ってきていることもありました。ドライバーの皆さんも家畜たちがどんな動きをするのか分かっているのでしょう。特に急ブレーキが踏まれるということもなく、速度を落としたり一時停止して衝突を防止していました。







途中さらに1回の休憩をはさんで、ウランバートルから6時間余り、いよいよ本日の目的地である
に到着しました。
最初に訪れたのはカラコルム博物館です。2004年にカラコルム遺跡を含むオルホン渓谷がユネスコの世界文化遺産に登録されて、それらの遺跡を保護・公開のための拠点整備として日本のJICAがODAを使った無償資金協力で作られた博物館です。展示物は石器時代、青銅器時代、古代都市時代およびモンゴル帝国時代があります。
カラコルムは13世紀にチンギス・ハーンによってモンゴル帝国の首都と定められましたが、その後次第に衰退していきました。広大なモンゴル帝国を支えた首都が数百年の間になくなって、今では地中から遺跡として発掘されるというのは何とも感無量です。日本の援助で作られた博物館のため、説明文はモンゴル語、英語、日本語で書かれていました。



 

 
      再現された壁画                            カラコルム復元ミニチュア

 
      チンギス・ハーンによる急速な領土拡大        説明文が日本語に翻訳されている

博物館の見学が終わったら、博物館からほど近いゲルキャンプ場に行きます。今日の宿泊場所です。このようなキャンプはあちこちで見られ、建設費が安くて移設も容易、長い歴史を持つゲルの良さを最大限に生かしたゲルキャンプがモンゴルの観光化を推し進めているのかもしれません。
ゲルの中には4台のベッドがあり、今晩はQさんと二人で使うことになりました。ゲルには電気が来ていて部屋の電気もつくし、220Vのコンセントが使えるようになっているのでスマホの充電も可能です。シャワーと洗面所は別棟にあって、お湯が出てくるシャワーを使うことができました。


     カラコルム市街地にあるゲルキャンプ場

 
      ベッドの寝心地は問題ありません                  バスルームには洗面所、トイレ、温水の出るシャワーがあります

夕食は皆で食堂に集まって頂きました。メニューはランチで食べたものと似ていました。

 

夕食の後に地元の演奏家が来てモンゴル音楽を披露するとの話がありました。ツアー費用には含まれていないけど一人25,000トゥルグル(約1,000円)で見れるということで見ることにしました。約30分の演奏会でしたが、モンゴル音楽独特の演奏や発声法を楽しむことができました。最初はそれほど期待していなかったので、良い方に期待を裏切られました。ただ、途中少女が出てきて演奏に合わせて演技するというのがあったのですが、それはなくても良かったです。

 

演奏の様子を動画でお楽しみください。



演奏会も終わってあとは寝るだけとなりました。一応星空観測も考えていたのですが、空には雲がかかっていて月も出ているし、何よりキャンプサイトは明るくてとても星空撮影できない状態でした。あっさり引き下がって素直に寝ることにします。



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