2025年7月モンゴル旅行
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モンゴル旅行を決心するまで
日本帰国に伴いアマチュア無線に関連したことに費やす時間がどんどん減ってきました。しばらくは、高周波関係の測定器などを購入して遊んでいたのですが、実際に電波を出すことがほとんどなくなって時間をもて余すようになってきてしまいました。
そんな中、ラノベもアニメも大好きな「陰の実力者になりたくて!」のゲームが目にとまりました。PCやゲーム機を買ってロールプレイングゲームを好んでやっていた経験を持つ身としては、新たにゲームを始めることにより、カゲマスの新ストーリーをフルボイスで聞けることが魅力的に思えました。ネットゲームとは無縁だと思って今まで手を出してきませんでしたが、2023年12月「陰の実力者になりたくて!マスターオブガーデン」を自宅のPCにインストールしたのでした。
https://www.shadow-garden-mog.jp/
しばらくは、ギルドにも入らずにストーリーを進めていましたが、ギルドに入ってギルド用のイベントをこなすことにより、より報奨が手に入ることが分かり、ギルドに入ってイベント参加するようになりました。そのイベントの一つに魔界殲滅戦争というのがあります。ギルド同士が戦って勝負するのです。メンバーがばらばらに戦うと効率的に勝つことができないので、私の入ったギルドではDiscordのボイスチャンネルを使って連絡を取り合って作戦を遂行していくという方法を取っていました。その参加者の一人にOさん(おーさん)がいました。ちょっと発音が不自然でバックノイズに聞きなれないテレビの音が聞こえてくるOさんがモンゴルからゲームに参加していることを知ったのはしばらく経ってからのことでした。
2024年はそれなりに仕事が忙しくて海外出張なども入っていたので、遊びで海外に行く機会がありませんでした。2025年に入ってから徐々に海外に遊びに行きたい熱が高まってきたのと、Oさんの住んでいるモンゴルが繋がってきました。魔界殲滅戦争が終わった後にOさんにボイスチャンネルに残ってもらって、モンゴルについて話を聞いている中で
私:「もしモンゴルに遊びに行ったらサポートしてくれる?」という質問に対して
Oさん:「喜んでサポートしますよ」という力強い返事をもらって、未知の国モンゴルが一挙に近づいてきたのでした。
モンゴルについてほとんど知らなかったのですが、夏の7−8月が観光シーズンで7月上旬にはモンゴル全土で大々的に行われるナーダム祭でモンゴル相撲、弓、競馬などが見れるということが分かりました。
とりえず今年のナーダム祭に行く決意をしましたが、南極、アイスランド旅行を共にしたイギリス人のQさんを誘ってみることにしました。今回も誘い文句はシンプルです。
私:「7月にモンゴル・ウランバートルに行こうと思っています。ナーダム祭を見に行きます。具体的な計画はこれからですが、ゲーム仲間であるモンゴル人が案内してくれることになっています」
Qさん:「モンゴル旅行、前向きに検討したいです」という返事が3日後にありました。今回も即決です。
日程やフライトを調整、モンゴルのOさんの了解を得たのち、2005年3月正式に7月のモンゴル旅行が決定となりました。
日程の調整
ナーダム祭は7月11日から13日の3日間です。私の当初の予定ではナーダム祭とウランバートル付近をOさんに案内してもらって旅行してくるというものでした。しかし、Qさんから現地ツアーを追加してモンゴル国内旅行をしてみてはという提案をいただきました。値段は6万円弱とそれほど高くなく、ゲルに泊まったりラクダに乗る経験などができるので採用することにしました。
https://www.getyourguide.jp/
ナーダム祭の期間は現地ツアーが開催されていないために直近の日程を選んで7月7日から2泊3日を現地ツアーに割り当てました。最終的に今回の旅行は7月6日(日)から13日(日)までの8日間となりました。Qさんの日程的な都合もありナーダム祭の3日目は日程短縮のために含まれませんでした。
モンゴルの星空がきれいなのは有名なので、一応太陽と月の時刻を調べたのですが、緯度が高いために夜の時間が短いうえにほぼ満月なため星空撮影はあまり期待できないことが分かりました。
日付 | 予定 | 日出 | 日入 | 月出 | 月入 | 月齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
7月6日(日) | 東京ーウランバートル | |||||
7月7日(月) | 現地ツアー | 04::50 | 21:02 | 18:06 | 01:37 | 11.7 |
7月8日(火) | 現地ツアー | 04:51 | 21:02 | 19:11 | 02:09 | 12.7 |
7月9日(水) | 現地ツアー | |||||
7月10日(木) | ウランバートル観光 | |||||
7月11日(金) | ナーダム祭 | |||||
7月12日(土) | ナーダム祭 | |||||
7月13日(日) | ウランバートルー東京 |
参考:https://keisan.casio.jp/menu/system/000000000710
今回も、日曜出発の日曜帰国で1週間のお休みで行けます。
フライトの予約
東京からウランバートルは成田空港から直行便がMIATモンゴル航空とJALが飛んでいます。JALは値段が高すぎて選択肢にはなりません。経由便だと少し値段が高くなりますが中国国際航空やアシアナ航空などがあります。今回は、ウランバートルのホテルでQさんと待ち合わせするということもあり、経由便がフライトの遅延から乗り遅れるリスクが起こらないようにMIATモンゴル航空の直行便を選びました。シーズン真っただ中でナーダム祭に最適ということもありチケット代がかなり高価で14万円も支払うことになりました。また、帰りの便のウランバートル出発時刻が早朝なのです。
OM502, NRT 14:40 - 19:15 UBN
OM501, UBN 07:45 - 13:40 NRT
予約したときは考えませんでしたが、帰りの便だけ経由便にすれば出発時刻が11時とかになって早起きしなくて済むよとありがたいアドバイスを日本人の旅行者から旅行中にいただきました。
ツアーや宿の予約と清算
現地ツアーの予約と支払はQさんに頼んで、ウランバートルのホテルの予約は私がすることになりました。
早速Oさんに尋ねると東横インウランバートルが良いのではという提案がありました。モンゴルに日系ホテルがあるのは驚きではありませんが、それが東横インだと意外な感じがします。料金は日本と違って他のホテルに比べて特に安いわけではありませんが、ツインルームが朝食付きで1泊25万トゥグルグ(約1万円)と問題ない価格で、かえって安心します。早速日本語表示のホームページから予約しました。確認メールも日本語表記で来たので、英語が苦手な日本人には楽だと思います。
https://ulaanbaatar.toyoko-inn.com/
今回もQさんと私で費用を負担しあったので清算する必要が出てきました。前回同様Wiseでイギリスポンドを海外送金することになりました。久しぶりでアクセスしたWiseの登録は生きていました。表示が新しくなっていてちょっと迷いながらも何とか送金を完了することができました。
https://wise.com/jp/
モンゴル通貨トゥルグルの入手
モンゴルの通貨はトゥルグル(MNT)です。クレジットカードがスーパーやコンビニで使えるという情報はあるため、現地通貨はそれほど必要とはしないと思います。しかし露店やタクシーでは現金が必要なこともあるでしょう。そうするとどうにかしてトゥルグルを入手する必要があるのですが、日本ではほぼ流通していないので、現地に到着してから両替する必要があります。ウランバートルのチンギス・ハーン国際空港には両替所があって両替することが可能ですが、到着時刻が夜7時過ぎであるために確実に両替所が開いているか、混雑して時間がかからないかなど考えると避けたいところです。空港にあるATMにクレジットカードを入れて現金を受け取るための操作方法が動画でアップされていたのでチェックしたのですが、今一つ安心できません。
ここでOさんに相談すると、日本円とトゥルグルを両替してくれるというのです。さらには、ウランバートル到着したその日にホテルまで来てくれるというのです。そのスケジュールであればチンギス・ハーン国際空港でタクシー代をクレジットカードで支払えば現地通貨を空港で入手する必要がなくなります。Qさんと私のモンゴル滞在中の現地通貨を日本円に両替するのは、費用的な負担も手間も大変だと思いましたが、初日の顔合わせも兼ねて両替をお願いすることにしました。
ポケットWiFiとeSIM
海外でのインターネットアクセスは大切なので事前に準備します。以前は現地に到着してからSIMを購入したり、日本で購入したSIMを入れたり、マレーシアの通信会社のローミングを使ったりと色々な方法を使ってきました。どの方法を選んでも特に問題はなかったのですが、数年前に転職した会社から携帯を貸与されるようになって少し変化しました。海外でも自分と会社の携帯の両方をインターネットにアクセスできるようにする必要が出てきたのです。色々調べてみたのですが仕事で海外出張をするときは、予算的な余裕があるので手軽に複数携帯を接続できるポケットWiFiを借りるようなりました。今回は個人旅行なので費用は気になりますが、利便性を考えるとポケットWiFiを選択したくなります。とりあえずフォートラベルGLOBAL
WiFiのモンゴル 4G無制限コースを予約しました。モンゴル最大手のMobicom回線を使用するようですが、モンゴルでの携帯利用可能地域は狭く郊外に行くとキャリアによって電波が入ったりはいらなかったりすることがあると書かれていて少し不安になりました。
そんな中、Trip.comでモンゴル eSIM Unitel回線 4G 10日間 15GBが1,988円というのを見つけました。eSIMは使ったことがありませんでしたが、今年機種変更したスマホはeSIM対応していて使えそうです。ポケットWiFiを容量無制限から1.1GB/日に変更すると費用は半分になるのでeSIMと両方使っても元々考えていた費用よりも安上がりです。回線もMobicomとUnitelの2つのうちどちらかがカバーしてくれる可能性もあり、冗長化できるところも良い点です。ポケットWiFiの予約をし直した上でeSIMも購入しました。
実際現地ではMobicomだけ通信可能だったり、Untelだけ通信可能だったりする地域があって、2つの回線を持つメリットを享受することができました。また、アプリの更新はWiFiでは行わないようにしていたはずなのですが、夜中のうちにポケットWiFiの通信量が上限に達してしまうという事故も起きてしまいました。それでも実質的に問題が発生しなかったのはeSIMのおかげです。
荷造り
荷造りは大分手馴れてきて、機内持ち込み手荷物として小さなリュックサックと小型のスーツケース、預け荷物用の大きなスーツケースという組み合わせになりました。前回までは娘に大きなスーツケースを借りていたのですが、そろそろ自前のものにしようということで同じような布製のスーツケースを購入しました。季節も夏で嵩張る防寒着もないことから余裕をもって荷造りすることができました。これで出発までの準備は完了です。
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