2004年コンテスト参加分

No. 年月日 コンテスト名 周波数 モード 得点 順位 備考
1 2004/1/12 第22回 オール埼玉 3.5-1200MHz CW/FM/SSB 98,790 県内マルチバンド 6/48 さいたま市桜区移動
2 2004/2/11 第21回 関東UHF 1200MHz FM 63 電信電話1200MHzバンド 38/46 板橋区移動(会社出勤日)
3 2004/4/28〜29 第46回 ALL JA 3.5-50MHz CW 104,811 電信オールバンドQRP(CAP) 1/19 (全体で26/198) 昨年M部門では惨敗した為、QRPにて参加
4 2004/6/5 第33回 オール神奈川 2400MHz FM 30 県外電信電話 2400MHzバンド (X2400) 1/3 ちょっぴり顔出しのみでしたが、地の利を生かせました。
5 2004/6/19〜21 第45回 ALL ASIAN DX CW 3.5-28MHz CW 1,420 オールバンドローパワー(AL)109/146 移動で参加の予定が、時間がなく断念。ちょっとお声がけのみ。
6 2004/7/3〜4 第34回 6m AND DOWN 50-5600MHz FM/SSB 66,933 電話オールバンド(PA) 1/74 (全国1位) 移動して参加の予定が、準備不足で断念。PA部門での参加は今回限りにする積りです。
オールタイムレコード(2004年)
7 2004/8/7〜8 第47回 フィールドデー 3.5-5600MHz CW/FM/SSB 287,410 電信電話オールバンド(XA)10/212 やっと移動したものの、準備不足でどたばた騒ぎ
2004/9/4〜6 第45回 ALL ASIAN DX PH 3.8MHz SSB 240 シングルバンド ローパワー 80m (80L) 1/2 わざわざ移動してまで参加してこの結果と思っていたら、何とコンチネンタルリーダに!
9 2004/10/9〜10 第25回 全市全郡 3.5-5600MHz CW/FM/SSB 448,990 電信電話オールバンドP (XAP)2/26(全体で10/277) 楽勝の積りが、思わぬ強敵の出現で・・・

2004年 全市全郡コンテスト参戦記 (2004/10/11記)

●準備

昨年は移動して1000局オーバー、XAMで5位に入りましたが、常勝局とのレベルの違いの大きさをはっきりと認識しました。移動地の再選択と設備面の強化は不可欠でしたが、新しい移動値の下見もしていませんし、設備、特にアンテナ関係の強化も全くの手付かずで、移動で更なる上位に食い込むのは不可能と結論付けました。
そこで、また自宅からの運用に戻して手堅く優勝を狙うことにしました。となると、参加部門が重要です。自宅からオールバンドで考えると、電話部門(PA)、電信部門(CAP)、電信電話部門(XAP)の3つの選択肢があります。PAは電信が出来ず、ローバンドでのマルチを重視する全市全郡では面白くないので、パスです。CAPはUHF以上でCWの相手が少なさそうなので、パスです。消去法で残りはXAPとなりました。
過去のXAPの優勝スコアは2003年がJH2CMH局の453×399=180,747、2002年が7N4LVW/1局が555×422=234,210となっていました。この辺りを目標とすれば良さそうです。

●コンテスト当日

コンテスト開催日に向けて非常に強い台風22号が関東地方に向かっていました。今年は台風の当たり年と呼ばれており、既に8個の台風が本土に上陸し過去最高記録を達成していました。更に記録を伸ばす9個目の台風22号は東日本に上陸時の中心気圧が950ヘクトパスカルという記録を引っさげて、静岡県伊豆半島に10月9日午後4時頃上陸し、関東南部を通過して太平洋に抜けました。石廊崎での最大瞬間風速67.7m、羽田空港でも38.0mを記録しました。また、東京の18時の1時間雨量も68.5mmと猛烈な暴風雨を体験しました。
多くの方が移動を中止する旨がMLで伝わってきました。移動を決行した方もこんな状況なので、移動された方は大変だったと思います。とは言え、早々と自宅から出ることを決めていた私は、台風の通過中はアンテナを気にしつつもお昼寝の真っ最中でした。そんなわけで、実際の風雨は窓を叩く雨風の音を夢の中で聞いていただけでした。
コンテスト開始の2時間前に起き出して、アンテナの最終チェックを行いました。雨は既に止んでおり、風も殆どありません。台風は既に行き過ぎていました。外に出て下から見上げてもアンテナは特に異常は見られませんでした。しかし、各バンドでVSWRチェックをすると、3.5-7MHzのインバーテッドVが少し高めです。これは、屋外に立てかけていた釣竿アンテナの先端がエレメントに近づいていたことが分かり、エレメントの引き回しを修正して直りました。
もう一つ、HFハイバンドのトライバンダのVSWRが全バンドで殆ど振りきれです。これは、同軸が切れているか、エレメントへの配線が外れているのかと思い、まだ乾ききっていない屋根に登ってアンテナを見てくることにしました。苔のせいで多少滑りながらも無事にルーフタワーを登りきってチェックしましたが、ケーブルや接続部、バランなど外見上は何処にも異常はありません。代わりにロータリーダイポールを上げることも考えましたが、時間がないことに加え、屋根の上が滑りやすいことを配慮すると、HFハイバンドはあっさり諦めることにしました。他のバンドでどこまで穴埋めできるか勝負をかけます。

目標の設定ですが、過去の優勝スコアを意識して600局×500マルチ=30万点としました。今回もバンドごとの目標値や時間配分などを行いませんでした。前回のコンテストで、明確な目標がなかったことを反省したのに、全然出来ていません。この目標も、コンテスト途中で変更する事態に陥ることは開始前には想像だにしていませんでした。

● リグ、アンテナ、周辺機器・小道具、ソフトなど

参加部門: 電信電話シングルオペオールバンドP (XAP)
リグ: IC-756PROII (3.5-50MHz)、FT-736M (144-1200MHz)+UTV2400BIIP (2400MHz)、IC-T81SS+UTV5600BII (5600MHz)
アンテナ:  13mH IV (3.5-7MHz)、14mH 4エレ (14-28MHz)、16mH 7エレ八木 (50MHz)、18mH GP (144-430MHz)、17mH 18エレ八木 (1200MHz)、17mH 29エレループ (2400MHz)、16mH 45cmオフセットディッシュ (5600MHz)
パソコン: 自作 Celeron 450MHz
ソフト: zLog win
小道具: CI-Vインターフェース、SO2R切替ボックス

● コンテストの経過

21時台: 従来は、必ず50MHzスタートしていましたが、今回はローバンド重視戦略を立てたこともあり、3.5MHzスタートとしました。呼びまわりで下から上まで来たところのバンドエッジでCQを出し始めました。そこそこコンスタントに呼ばれて37局/時間となりました。

22時台: 全市全郡では2400MHz以上のマルチのメリットがないので、出なくても良いのですが自宅から出ているので足跡くらいは残しておきたいと、ちょっと2400MHzでお声がけします。JA1KKL局がつくばから出ていたので5600MHzをリクエストして、あっさりとフルスケールで繋がりました。しばらくぶりですが、5600MHzは生きていました。5600MHzは、あまりワッチしなかったせいもあって出来たのは、この1局だけでした。50MHzと1200MHzを一通り呼びまわって、また3.5MHzに戻ります。

23時台: 3.5MHzはバンドが狭いこともあって、新しい局があまりいません。また、段々混み方もひどくなってきてCQを出す余地がありませんでした。早々とQSYすることにして、50−144−430MHzと上がっていきます。HFハイバンドがないので、コンテスト開始早々流浪の旅に出てしまいました。

0時台: 行き着いたところは430MHzFMでした。QRPでも、結構お客さんがいます。432.600MHzと周波数は余りよくありませんが、そこそこ呼ばれて95局/時間の最高レートを記録しました。50分で49局とQRPとしては、まずまずでしょう。再び3.5MHzに戻って3.515MHz辺りでCQを出します。途中、J*1Z**局にかぶせられましたが、何とか粘ってどいていただきました。

1-2時台: 3.5MHzと50-430MHzを中心に使いながら何とかレートを確保します。HFハイバンドが使えないのがやはり痛いです。
02:00にJK1***/1局と430MHzに続き、2バンド目を50MHzSSBで行いましたが、ナンバーが「5914**P」です。これで、***局がXAP部門に参加していることは明白となりました。いつもは、CAMやXAMで国内最強を競っている方が、XAP部門に山の上から出てこられては、勝ち目がありません。
これで、XAPでの優勝は完全にありえなくなりましたが、低い目標値設定のままでのほほんと出ているわけには行かなくなりました。出来れば、800局で50万点、ノルマとして700局で40万点を目指すことに上方修正しました。

3-4時台: VHFはやる相手がいなくなってきて、3.5MHzはSSBまで持ち出して局数確保に努めますが、どんどんレートは下がってきて歯止めがかかりません。昼寝の効果が出て、眠気の方はそれほどでもありませんが、ここで休んでしまって体力回復した方が良いと判断して、目覚ましをセットして45分間寝ることにしました。

5-6時台: 朝方のDXを狙って50MHzに出てみますが、聞こえてきません。もう、3.5MHzは使えなくなっていました。そして、いよいよ7MHzの出番です。無謀にも7.012MHz辺りに隙間があったのでS&Pをする前にCQを出し始めました。しかし、これが大失敗です。いくらCQを出してもさっぱり呼ばれません。よくよく考えてみたら、周り中を強い局に囲まれている間でか細くCQを出しているわけですから、全然呼ばれないのも当然です。QRPにはQRPなりの戦い方があることを忘れていました。このおかげで6時台は大きく時間をロスしてしまいました。

7-8時台: 少し真面目にS&PやCQを織り交ぜて7MHzで稼ぎます。CQも7.022MHzや7.018MHz辺りと少し遠慮して周囲にあまり強い局がいないところを選びます。それで何とかレートを確保することが出来ました。

9時台: 久しぶりに430MHzに出てみます。そこそこ出来ますが、全市全郡ではマルチを重視する為に、VHF帯は不利に働きます。局が切れたところであっさり止めてQSYします。まずは、不調のアンテナをかかえたHFハイバンドを覗いてみます。あまり開けていないように見えたのは、アンテナが繋がっていないかもしれませんが、強い局を数局ずつやるのが精一杯でした。

10時台: VHFを中心に運用してみますが、レートが下がります。自宅と言うロケーションでQRP運用ですから、VHF帯であまり飛んでいかないのも道理です。430MHzで新しいお客さんを集める為に、しばらくこのバンドに出ないことにします。

11-13時台: 7MHz中心に運用します。アンテナが不調でもHFハイバンドは8エリアから6エリアまで広範に開けていて、強力に各局が聞こえてきます。何とか、強い局だけ交信することに成功しました。アンテナが良ければ、ここで大量に局数とマルチが稼げたのではと思うと、ちょっとがっかりです。

14時台: 久しぶりに430MHzFMに出てみます。やはり60局/時間程度のレートが確保できて、落ち込んだレートを確保するのに役立ちます。でも、QRPのために長続きしません。これでしばらく間を置く必要があるようです。

15時台: 7MHzと50MHzを軸に低レートながら局数を稼ぎます。最初に設定した600局、30万点は16時までに到達しました。コンテスト終了まで後5時間、やはり最初に設定した目標が低すぎました。しかし、後から設定した800局に到達する為には、40局/時間を5時間続ける必要があり、こちらの目標に到達することはほぼ不可能なことも分かってきました。

16-18時台: そろそろ3.5MHzが戻ってきたので、軸足を3.5MHzにします。既に120局以上も交信しているので、新しいお客さんは余りいないのではと思っていましたが、ぱらぱらと呼ばれてそこそこ局数が伸びていきます。19時までに第2の目標設定であるノルマ700局もクリアして、***局のおかげでモチベーションを保つことにも成功したようです。

19時台: またもや、430MHzFMで稼がせていただきます。さすがに、レートはかなり落ちますがこの時間帯で24局まとめて出来るのはありがたいです。

20時台: 最後の1時間はやはり50MHzでまとめることにしました。まずは、SSBでCQを出してみますが、呼ばれる気配がありません。3.5MHzもちょっぴりはさんで、50MHzのSSBで呼び回りをしますが、新しいお客さんは殆どいません。そして、昨年と同様にCWでCQを出しながらフィニッシュしました。途中で5エリアの局のCQが聞こえてきたのですが、残念ながら届きませんでした。

●目標と結果との食い違い、反省点、来年への抱負など

当初目標は、最初に書いたように600局×500マルチ=30万点としました。しかし、途中から目標800局50万点、ノルマ700局40万点としました。結果は761局×590マルチ=448,990点とノルマは達成することができました。

今回のトラブルとしては、直前にHFハイバンドのトライバンダがまともに動かなくなったことが最も大きいものでした。コンディションも良かったようなので、このアンテナが使えれば目標の800局に到達する可能性もかなり上がったように思えます。原因は、はっきりと把握していませんが、今年のJARLコンテストも終了しましたので、これから寒くなる前に一度降ろしてチェックしてみようと考えています。

昨年は、100万点を超える目標を持ちたいなどと言っていましたが、今年は実際にコンテストを開始する前から大幅に目標設定を下げてしまいました。今年のこの様子では、来年への明確な目標も現時点ではちょっと打ち出しにくいです。来年は、心機一転して再び移動運用で頑張るのか、それとも自宅から出るのか、ゆっくりと考えることにします。

<結果>

バンド 交信局数  得点   マルチ 
3.5MHz 175 175 148
7MHz 186 186 159
14MHz 25 25 24
21MHz 12 12 11
28MHz 12 12 12
50MHz 113 113 74
144MHz 65 65 51
430MHz 156 156 95
1200MHz 9 9 8
2400MHz 7 7 7
5600MHz 1 1 1 総得点
合計 761 761 590  448,990 

<タイムチャート>

| 21 22 23 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 | 合計  (CW)
---- + -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- + ---- ------
3.5 | 37 7 5 19 5 17 19 10 1 6 1 13 11 19 5 | 175 (155)
7 | 2 2 5 18 33 33 13 18 16 11 5 10 19 1 | 186 (179)
14 | 3 2 13 5 2 | 25 (25)
21 | 1 4 4 2 1 | 12 (11)
28 | 1 4 5 2 | 12 (11)
50 | 17 7 19 3 1 5 3 7 5 10 22 14 | 113 (54)
144 | 11 4 3 2 3 2 8 10 8 10 4 | 65 (22)
430 | 13 36 15 7 1 2 20 9 3 26 24 | 156 (5)
1200 | 4 2 1 1 1 | 9
2400 | 4 1 1 1 | 7
5600 | 1 | 1
---- + -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- + ---- ------
合計 | 37 33 36 55 43 32 24 15 6 28 34 38 41 26 32 39 24 42 25 32 34 28 34 23 | 761 (462)
累計 | 106 236 281 381 480 585 676 761 |

● 2004年 全市全郡コンテストの後日情報 (2004/11/6記)

コンテストMLでJK1***/1のスコアが判明しました。1000局オーバで約81万点と、ぶっちぎられてしまいました。完敗です。移動しているとは言えアンテナは普通以下のもので、当局の設備よりも劣っていました。さすが、いつもM部門で優勝するだけの腕前の持ち主です。
優勝の夢は来年以降に持越しです。どの部門にするか迷うところですが、また穴狙いでしょうか???

● 2004年 全市全郡コンテスト結果 (2005/3/19記)

JARLにコンテストの結果が発表されました。P部門で2位となりました。さらに、MP部門で何とか7位に入りました。やはりハイバンドが低調なのが、スコアの伸びに響きました。しかし、多少得点アップしても順位には余り影響しなかったでしょう。

予想通り、P部門のトップはJK1JHU/1でした。QRPながら81万点のスコアで、HMP部門で堂々の5位です。

全市全郡はやはりマルチバンドで参加するのが面白いですから、2005年もマルチバンドで参加することを第一番で考えることにします。

2004年 ALL ASIAN DX PHONEコンテスト参戦記 (2004/9/6記)

●準備

初めての移動から出るDXコンテストなので、アンテナの整備が大切であると考えて、自宅前で作ったアンテナの試運転を行ったりと、準備万端で望みました。比較的競争が厳しくなさそうな80m(3.8MHz)は普段出たことがないので、少し心配でしたが、何とかなると思いました。

● リグ、アンテナ、周辺機器・小道具、ソフトなど

参加部門: シングルオペシングルバンドローパワー80m (SO80LP)
リグ: IC-736 (50W)
アンテナ: 短縮GP
アルミポール: 1本
発電機: スズキ SX-800R

移動の様子は移動運用のページに入れてあります。

● コンテストの経過

1日目:
夕方になってコンテストに参加するDX局が出始める前に積極的にCQを出してみて様子を探ってみると、JQ1YERから呼ばれる。自作アンテナの初交信に成功して、とりあえずホッと一息つきます。09Zを過ぎて、RW0MMとナンバー交換して本格的にコンテスト突入しました。

ところが、雨がひどくなる30分後に突然VSWRが高くなって、送信できない状態になってしましました。仕方なくアンテナを見に行くとポールの根元が水に浸かっています。アルミポール自体がエレメントになっているので、この水のせいでアースに落ちてしまっているのでしょう。これではアンテナとして機能しません。
仕方ないので、エレメントをアルミポールから絶縁しなくてはいけませんが、ご丁寧にアルミポールの一番先端でしっかり巻きつけてあるので、アルミポールを縮めなければなりません。雨の降る中作業をしますが、鯉のぼりポールとアルミパイプを合体させたものなので、最も短いパイプを下に落した瞬間引き上げられなくなってしまいました。また、たとえ出すことが出来たとしても、一人でアルミポールを伸ばすことができないのです。
しばし悩みましたが、たまたま来る途中で借りてきたフジインダストリーのアルミポールに載せ変えることにしました。雨は時たま強くなり、雷もかなり遠くで聞こえていたのが次第に近づいてくるような気がします。13Z近くになって、全ての作業が完了しました。カッパは着ていましたが、頭の天辺から足の先までずぶ濡れになってしまいました。幸い、着替えは持っていたので服は変えられましたが、靴は濡れたままなのは仕方ありません。

13Zにコンテストに戻ってきましたが、あまり聞こえてきません。エレメントのほぼ半分が設置されているアルミポールと平行になって結合している為に、電波のかなりの部分がアルミポールに食われてしまっているのではないでしょうか。聞こえていても取ってもらえません。何とかAH7C(ハワイ)とUA0と繋がって、朝を迎えてしまいました。

1日目の結果として、3局、2マルチ(UA0、KH6)となりました。雨の中での上げ直しにより、アンテナが本来の性能を出しきれていないことと、最もアクティビティの高い時間帯に出られなかったことが原因だと考えられます。

2日目: 朝方、再びJK1GKG(井上さん)が様子を見に来てくれました。頼りになる移動のエキスパートに善後策を相談しました。やはりアルミポールをエレメントとして使うために、タイヤベースを地面から浮かせて使うしかないと言うことになりました。アルミポールはステーで支えて、タイヤベース下の絶縁には100円ショップで買ったまな板を使いました。何とか、調整も完了して準備万端で夜を待ちます。

09Z過ぎから、ポツリポツリと聞こえてきますが昨日ほど局はいないようです。近場であれば聞こえている局とは交信できることが分かりました。やはり、アンテナの改善効果は上がっているようです。12ZにW6が出来て、自信を深めました。しかし、いくらCQを出しても呼んでくる局はいません。さすがにそこまでは強くないと言うことでしょうか。

18Z頃になると、1日目に出来なかったヨーロッパをゲットできるチャンスです。しかし、聞こえる局も少ないですし、CQを出しているのを呼んでも良くてQRZが帰ってくるだけ、多くはそのままCQが出し続けられてしまいます。やはり、弱すぎます。ベアフットに短縮GPでは届かないということでしょうか。JE1CKA(熊谷さん)が19Z頃から立て続けにコールされているのを聞いて、レベルの違いを実感してしまいました。

2日目の結果として、7局4マルチ(HL、JT、W、YB)となりました。何とかWはW6UCと交信できました。ヨーロッパが何局も聞こえたのに、交信に至らず残念でした。

● 反省点

75mバンドに対する理解不足とレベルの違いをしみじみ感じるコンテストでした。二度とDXコンテストで80m SSBのシングルバンドに出る愚をおかすことはないでしょう。(会社まで休んで3連休にしたのに・・・)

<結果>

バンド 交信局数  得点   マルチ 
3.5MHz 10 40 6 総得点(速報値)
合計 10 40 6 240


●2004年 ALL ASIAN DX PHONEの結果発表 (2005/3/19記)

JARLにコンテストの結果が発表されました。期待していませんでしたが、何と「アジア地域のContinental Leader」になってしまいました。日本ではローパワーでの参加2局、ハイパワーでも参加2局で、合計参加者がたったの4局でした。さらにラッキーなことにアジア地域でその他の参加者が全くいませんでした。JA参加局のマルチは上位3局が6で横並びでした。違いが出たのは、交信局数のみで10、9、8と接戦でした。3連休で時間にゆとりがあったのが幸いだったというべきでしょうか。

だらだらとコンテストをしたなと反省していたのに、良い結果が出てしまうと、からっと気持ちが変わってしまいます。これだから、コンテストはやめられません。また、次もマイナー部門に参加してみましょうか。(でも、事前にバンド理解は十分しておくべきですが)

2004年 フィールドデーコンテスト参戦記 (2004/8/10記)

●準備

久しぶりの移動運用なので、あれこれ準備をしなければと思っていたものの、前日の晩に1月のオール埼玉コンテストで持っていった機材に増えたバンド分の機材を追加した程度になりました。
出発する金曜日は、仕事を早めに切り上げて帰りがけに食料やら予備の電池を買い込みました。
チェックリストを作る余裕もなかったので、不足品がないか若干心配ですが、成り行きに任せることにしました。

● リグ、アンテナ、周辺機器・小道具、ソフトなど

参加部門: 電信電話シングルオペオールバンド (XA)
リグ: IC-736、FT-736M、IC-T81SS、,UTV-2400BIIP、UTV-5600BII
アンテナ: INV-VEE (3.5-7MHz)、R-DP (14-28MHz)、4ele HB9CV (50MHz)、GP (144-1200MHz)、15ele Loop (2400MHz)、Transducer (5600MHz)
アルミポール: 2本
発電機: スズキ SX-800R

移動の様子は移動運用のページに入れてあります。

● コンテストの経過

21時台: 6mからスタートしました。そこそこ呼ばれますが、ペースが確保できません。最初は東京方面に向けてありましたが、途中から北方面にビームを向けて7エリアのマルチを稼ぐことにしますが、これには成功して03や8エリアのマルチを取ることができました。2400MHzと5600MHzでちょっぴりご挨拶。

22時台: また50MHzに戻りましたが、CWもSSBも調子が出ません。完全にスタートダッシュに乗れなかった感じが濃くなり、最初からやる気が失せます。

23時台: 気分転換で144MHzに行きます。ペースもそこそこですが、一応繋がっている感じが戻ってきました。その後430MHzにQSYしましたが、こちらもそこそこのペースで稼げます。

0時〜1時台: 0時30分まで430MHzにいましたが、全然HFに出ていないのに気がついて3.5MHzにQSYしました。本来ならHFのハイバンドも少し覗いておくべきでしょうが、開始後3時間で一度も見に行かなかったという怠慢です。まず1時までやったところで頭がボーっとしてきました。寝不足の為でしょうか、眠たくなってきました。気分転換を兼ねて、ガソリンの給油と体操を少々やって3.5MHzに戻ってきますが、相変わらず眠気が強い状態です。ここで、1回目の仮眠をとることにしました。45分後に鳴るように目覚ましをかけてしばし休息します。

2時台〜3時台: 何とか、目覚ましで目を覚まして2時21分からコンテストに復帰しました。3.5MHzで局数とマルチを狙ってS&PやCQで局数を稼ぐが、それほど伸びていきません。アンテナが今ひとつであると感じました。3時を過ぎてから集中力がなくなっていて、どのバンドに行ったら良いのか分からない状況になり、7MHzから50、144、430MHzと呼び歩いて4時になったところで今回2度目の休息を取ることになりました。

4時台: 55分ほど寝ていたので、3局しか交信できませんでした。

5時台: 3.5MHzのラストスパートですが、余り出来ません。6mの朝のDXを狙う為にCWで西ビームに振りますが、26が1局出来ただけで、後は空振りに終わりました。やはりここのロケーションで西方面は絶望的というところでしょう。

6時台: ようやく、ゆっくりと7MHzが出来る状態になり、S&PやCQをしますが、ペースは上がりません。やはり今回のローバンドは余り飛んでいません。

7時台〜8時台: 朝食の後、6エリアから8エリアまで充分に開けている14MHzにQSYしました。その割にはペースが悪いです。飛んでいないと言うよりは、集中力が持続できていないと言う感じです。8時30分頃からは、またバンド渡り歩くような非効率的な状態になってしまいました。自分でもどうしたいのか分からない状態だったように思えます。

9時台: 全然局数が足りていないと言うことに気がついて、6mに出てみますがあまり稼げません。あまり出ていないから何とかなるかと思った1200MHzにでることでさらに深みに入ってしまいました。

10時台: 何気なく聞いた28MHzがえらく開けていることに気がついて、即QSYしました。そこそこのスピードで局数やマルチが出来ると思った瞬間、また睡魔が襲ってきました。ついに3回目の仮眠を25分取ることにしました。起きてからもまだ28MHzは健在でした。

11時台: 11時15分まで28MHzでそこそこ稼ぎましたが、お腹もすいてきて手早く昼食を取る為にちょっとお休み。まだ、全然出来ていない21MHzにQSYします。夜のうちにHFハイバンドをやっていなかったために、昼間の時間配分が難しくなってしまいました。

12時台: まだ、大票田の7MHzに時間が割けていなかったので、ここで少しだけ集中QRVします。マルチも増えて、少しだけ形になり始めました。途中で1200MHzとのSO2Rが出来ましたが、これって7MHzのCQが空振りしていると言うことで、ちょっとかっこ悪いです。

13時台: とにかく局数を稼がなければと言う意識が強くなって、430MHzと1200MHzで徹底してCQを出しました。1200MHzは呼びまわりだけだと、あまり局数がいないように感じていましたが、CQを出すとそこそこ呼ばれるので、もう少し早めに出しておけば良かったと後悔しました。

14時台:
このままでは形にならないと、7MHzでマルチと局数稼ぎを目指します。少し高めの周波数で我慢強くCQを出すと、そこそこ呼ばれます。途中で決めた700局204マルチのうち、204マルチは達成することが出来ました。後7局というところになって、いつものフィニッシュ6mにQSYしました。7MHzのままでフィニッシュした方が目標達成は楽だと思いましたが、高めの周波数でCQを出すとポロリポロリと呼ばれます。終了5分前に目標の700局まできて、Esで6エリアのマルチも加算された為、局数・マルチ共に目標+1となりました。

●目標と結果との食い違い、反省点、来年への抱負など

目標を置かずにコンテストに突入してしまったのが、今回の最大の反省点でした。6m&Downでも感じていたことでしたが、目標がなければ正しい戦術を立てられないということを今回も経験してしまいました。途中で立てた目標により、やっとペースの回復に繋がりましたが、このようなコンテストでは何回やっても満足できないとつくづく思いました。

また、忘れ物によるトラブルにより体力の消耗、睡眠不足といったことも、正しい戦術を実行できなくする原因になっていました。

今回の移動場所はやはりVHF以上でマルチを狙う場所ではなかったと言うことでしょう。全市全郡で入賞できたのは、当時の思惑通り、1エリア全体に広がる市郡区を中心に稼げば良いと言う作戦が的中しただけで、フィールドデーのようなもっと広域と交信してマルチを稼ぐ場所ではないというわけです。

来年は、どうしましょう。まだ、筑波山、赤城山といった移動地のメッカを訪れたこともないので、まだまだ点数を伸ばすことが出来る可能性はあります。ちょうど1年ある中でゆっくり考えることにします。

<結果>

バンド 交信局数  得点   マルチ 
3.5MHz 81 81 33
7MHz 115 115 37
14MHz 53 53 26
21MHz 42 42 18
28MHz 51 51 27
50MHz 166 166 23   
144MHz 45 45 11
430MHz 101 101 11
1200MHz 34 34 9
2400MHz 9 9 7
5600MHz 4 4 3 局種係数  総得点 (速報値)
合計 701 701 205 x2 287,410

<タイムチャート>

| 21 22 23 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 | 合計
---- + -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- + ----
3.5 | 17 8 31 7 3 15 | 81
7 | 8 44 31 32 | 115
14 | 29 24 | 53
21 | 10 27 5 | 42
28 | 2 32 27 | 51
50 | 64 25 10 14 7 38 8 | 166
144 | 40 5 | 45
430 | 17 43 1 2 38 | 101
1200 | 2 6 2 19 5 | 34
2400 | 1 5 1 1 1 | 9
5600 | 2 1 1 | 4
---- + -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- + ----
合計 | 67 31 57 62 8 31 31 3 29 51 29 38 45 32 44 41 57 45 | 701
累計 | 155 256 319 437 558 701 |


●2004年 フィールドデーコンテストの結果発表 (2004/12/25記)

JARLにコンテストの結果が発表されました。

電信電話部門シングルオペオールバンド XA
順位 CALL 局数 マルチ 移動 得点 2003年順位
1 JM1LRQ/1 1106 255 ×2 564,060 XA 1位
2 JK1XDB/1 1114 252 ×2 561,456 XA 3位
3 JK1JHU/1 1039 257 ×2 534,046 XA 2位
4 JR8OFE/1 975 245 ×2 477,750 XA 5位
5 7L1ETP/1 894 259 ×2 463,092 X21 2位
6 JH0MUC/0 826 259 ×2 427,868 XA 6位
7 7K1PEO/2 934 224 ×2 418,432 XA 7位
8 JR8LRQ/8 842 236 ×2 397,424 CA 9位
9 JR3KQJ/3 732 257 ×2 376,248 XA 8位
10 JE1SCJ/1 701 205 ×2 287,410 XA 13位
2003年13位 JE1SCJ/1 644 204 ×2 262,752 XA
2002年23位 JE1SCJ 433 192 ×1 83,136 XA

昨年より50局余り上回って、総得点は25,000点アップでした。入賞者は軽く800局オーバで40万点以上を稼ぎ出していますので、もちろん入賞圏外です。上位局は顔なじみの移動常連局で、日ごろからの移動運用の総決算としてフィールドデーに出ていることが窺われます。移動2年目で入賞は、ちょっと虫が良すぎる希望だったかもしれません。来年は、入賞が狙える部門に乗り換えましょう。

2004年 6m AND DOWNコンテスト参戦記 (2004/7/4記)

●リグ、アンテナ、周辺機器・小道具、ソフトなど

リグ: IC-756PROII (50MHz)、FT-736M (144-1200MHz)+UTV2400BIIP (2400MHz)、IC-T81SS+UTV5600BII (5600MHz)
アンテナ: 16mH 7エレ八木 (50MHz)、18mH GP (144-430MHz)、17mH 18エレ八木 (1200MHz)、17mH 29エレループ (2400MHz)、16mH 45cmオフセットディッシュ (5600MHz)
パソコン: 自作 Celeron 450MHz
ソフト: zLog win
小道具: CI-Vインターフェース、SO2R切替ボックス

リグやトランスバータ、アンテナなど、昨年から全く変わっていません。1年以上何もメンテナンスをしていないので、1200MHzではメインチャンネル付近で放送波の混信が気になるようになっていました。コンテストの直前で気がついたので、手の出しようがありませんでした。コンテストに対する熱意が明らかに低下しています。

●設定した獲得目標

ずっと仕事が忙しくて、ゆっくりと作戦を練る時間を捻出することができませんでしたが、最近のコンテストに対する熱意を冷静に分析すると、これから先は成績が下がる一方になると考えた方が良さそうです。そこで、一昨年全国1位を頂いた以外で何か足跡を残せそうなものをと考えました。そこで思いついたのが、最近できたばかりで競争が余り激しくない部門である「電話 オールバンド」です。電信が全く使えない為に、VHF帯でのマルチ稼ぎが平地からでは不利ですが、2400MHz以上のマルチを頑張って稼ぎ出せば、少なくとも昨年のスコアは塗り替えられそうです。本来ならきちんと目標を設定するべきでしょうが、余り考えていなかったので、「出来るだけたくさんやって、入賞する積り」というあいまいな目標設定となりました。

●スタートから終了まで

今回も6mのSSBでスタートしました。ただ、呼んでもCQを出しても全然応答がない時間が続きます。何か壊れているかもしれないと思うほどですが、受信は特に問題がなく、送信はしているようですし、これと言った異常は見当たりません。いつもと違い、20Wしか出せないと言うところだけが原因なのでしょうか。とにかく、このまま6mにいても仕方ないので、たった2局しか交信していないところで2400MHzにQSYしました。最初から思いきりつまづきました。
21時台の2400MHzはそこそこ局数がいるので比較的順調に26局、22マルチを稼いだあと5600MHzに上がりました。SHFが一段落してから6mに戻ってごくゆっくりしたスピードですが、何とか局数を増やします。午前0時の時点で96局と言う超スローペースでの立ち上がりとなりました。
午前1時台は430MHzを中心に局数稼ぎに突入しました。出るのが遅かったので爆発的とまでは行きませんが、1時間で74局稼いで何とかスコアメイクしますが、他のバンドにQSYするといきなりブレーキがかかります。結局夜中の3時30分に一寝入りすることにしました。
たっぷり2時間寝て、5時30分に起床して朝方のDXを狙います。一応、38(愛媛)が出来ましたが、他には聞こえてきません。いつもなら強力に聞こえている3エリアの各局はCWばかりなのでしょうか、最後までほぼ全滅でした。
この辺りで元々バンドプランを立てていなかったのが効いてきて、色々なバンドを当て所なくさまよいます。
8時を過ぎると8エリアを中心に強力なEsが出始めました。Newのマルチがどんどん増えていきますが、パワーがないので待たされる時間がかなり長く、最後には取れないマルチがいくつも出てきます。9時、10時台には14局、12局/時間とペースを全く上げられない事態に陥ります。このままEsと心中するわけには行きませんので、まだ取れていないマルチを残したままQSYをします。いつものように困った時の430MHzで局数を稼ぎ、SHFでマルチを稼ぎます。
最初に目標をきちんと決めていなかったので、どのくらいやったら次のバンドに移るべきかがはっきりしません。しかし、昼前くらいまできたところで、500局、100マルチくらいは行くはずとの確信が出てきたので、これを当面の目標にして、局数が稼げる方を優先してQSYするようにしました。
最後の1時間30分は、前半に430MHzを当てて局数稼ぎ、後半は私らしさへのこだわりから6mでオペレートすることにしました。その結果、コンテスト終了間際にJA6GCEと繋がって、貴重な6エリアのマルチが獲得できたと共に、設定した目標値もクリアすることが出来ました。

●目標と結果との食い違い、反省点、来年への抱負など

目標をきちんと組んでいないと、こんなに途中でふらふらすることになるとは思いませんでした。いつも書いている簡単なバンドプランでも書いておけば、もう少しメリハリのついたオペレートが出来たのにと思わされました。それでも、昨年のPA部門の記録は大幅に書き換えることが出来ました。やはりSHFの局数とマルチが効いているなと言う感じです。
来年もオールバンドで出られるのかな?気力が続くでしょうか?

<結果>

バンド 交信局数  得点   マルチ 
50MHz 177 177 30   
144MHz 77 77 13
430MHz 179 179 9
1200MHz 46 46 9
2400MHz 44 88 32
5600MHz 18 36 18 総得点
合計 541 603 111 66,933

<タイムチャート>

| 21 22 23 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 | 合計
---- + -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- + ----
50 | 2 22 27 1 10 5 7 8 23 9 14 4 12 7 26 | 177
144 | 38 8 4 4 2 5 1 3 11 1 | 77
430 | 5 74 5 6 2 27 34 12 14 | 179
1200 | 5 15 4 1 4 2 1 14 | 46
2400 | 26 4 1 1 4 5 2 1 | 44
5600 | 2 4 3 2 4 1 2 | 18
---- + -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- + ----
合計 | 30 30 36 58 75 28 15 0 11 17 39 39 14 12 45 27 23 42 | 541
累計 | 96 257 283 378 449 541 |


  50MHz (30) 144MHz (13) 430MHz (9) 1200MHz (9) 2400MHz (32) 5600MHz (18)
21時 10 07       110303 09009 1009 1703
12001 13008 1102 1420
100110 10004 100105 13003
1507 1113 1805 13001
1226 134404 14004 1702
1013 1206
12001 1025
22時 15 12 13 14 18
11 16
      16012 14013 07014 1010 16001 1223 110109
23時 21 20     18 14 12 11 15003 110303 1823 15003
0時   14 11 10 13 18
09 12 15
11 13 10 14 10 13    
1時 17   12 15 18 16 17      
2時   20 16   15 16 110109  
3時   07        
4時            
5時 08 38 27        
6時 27 09       1115 16008 1010 1420 1115
7時 06       1223  
8時 105 02 103 106 114 17   17    
9時 110 03 101 102 104
41 112
         
10時           110113 14011 100105 09009
11時            
12時           16008
13時         13007 1224 13007
14時 43          


●2004年 6m AND DOWNの結果発表 (2004/11/6記)

JARLにコンテストの結果が発表されました。

PA シングルオペ オールバンド
関東  (1) JE1SCJ 603 × 111 66,933
(3) JA1DCK/1 555 × 71 39,405
東海 (2) JF2KRH/2 661 × 77 50,897


昨年までの優勝記録が4万点付近でしたが、今回大幅に更新する事が出来ました。局数はJF2KRH局に58局抜かれてしまいましたが、マルチは34多く取れました。首都圏に多い2400MHzと5600MHzで合わせて50マルチを獲得した事が、勝因と言えそうです。スタート直後に多くの時間を割いたのは間違えではなかったようです。ただ、この程度のスコアでは来年にでも抜かれてしまいそうです。
でも、来年は違う部門に出る事にしましょう。CWのないコンテストはやっぱり辛かった。

2004年 ALL JAコンテスト参戦記(2004/4/29記)

●リグ、アンテナ、周辺機器・小道具、ソフトなど

メインリグ: IC-756PROII(パワーコントロールで5Wまで絞る)
アンテナ: 3.5MHz−7MHz: 13mH インバーテッドV
14−28MHz: 14mH 4エレトライバンダ
50MHz: 16mH 7エレ八木、18mH 2エレHB9CV
パソコン: 自作 Celeron 450MHz
ソフト: zLog win
小道具: CI-Vインターフェース

埼玉コンテストの時にリグを動かしたので、使うリグだけをセットアップして何とか波を出せるようにしました。そう言えば、ニューイヤーパーティ以来シャックから無線に出ていません。こんな状態でコンテストを戦えるのでしょうか?コンディションも全く把握できていません。

ベランダに取り付けたポールには、毎年恒例の鯉のぼりがたなびいていましたが、昨年の5月初旬の強風で相当なダメージがあった上に、今年は先日の記録的な強風でほぼ完全に壊されてしまいました。アルミポールの今後は鯉のぼりはつけずに、移動用アルミポールに完全に流用されることになりそうです。Hi Hi


上記の企てを子どもや妻が見破ったかどうかは分かりませんが、やはり子どもの日には鯉のぼりがたなびいていなければならないという結論に至り、早速新しい鯉のぼりを一セット購入してきました。大きさも全く同じですが、生地が今までのものよりも良さそうです。これで、あと5年以上は専用ポールとしては使えなくなりました。でも、流用することには変わりないから、大差ないか・・・?(2004/5/1追記)

●設定した獲得目標

まず、参加部門ですが、昨年強豪ひしめく電信電話オールバンドM部門(XAM)としたため、あえなく撃沈。さらにインターフェア問題が追い討ちをかけている為、今年は電信オールバンドQRP部門(CAP)としました。クラブ対抗も二の次です。
さて、具体的な目標ですが、コンテスト当日に遠距離移動することになっていたため、余り高い設定は無理と判断。昨年の得点結果を意識して、うまく行けば賞状がもらえるかも知れない600局、150マルチで9万点としました。

●過去のコンテストから改善・強化した点

今までは、設備の強化を意識していましたが、今回は飲食関係を改善しました。
コンテストは基本的には徹夜で頑張るので、お腹が空いてはどうも落ち着かなくなるという理由で、夜食やらお菓子やらジュースやらを大量に仕入れてコンテスト終了までには完食するのが常でした。ところが、その弊害として体重がコンテスト前より大幅に増加していました。今回は、お菓子や夜食を最小限にしてコンテスト後の体重の変化を最小限にすることを意識しました。
結果は・・・まだ多すぎるようです。(反省 ^^;)

●コンテスト当日の行動

コンテストの当日は何とか休みにしたいくらいだったのですが、なんと前日から出張が入ってしまいました。2日間の移動時間が合計約15時間。前日は群馬、当日の午前中は神戸近傍、午後は姫路近傍で打ち合わせと結構なハードスケジュール。午後の打ち合わせが予定より少し早く終わったおかげで15時近くの新幹線に乗ることが出来ました。
自宅には1時間30分前に到着して用事をして、夕食が済んだらコンテスト開始の5分前でした。こんなに直前までバタバタしたコンテストは初めてでした。直前にパソコンを立ち上げて、2年分の交信ログから作ったスーパチェックファイルをzLogのフォルダに移して準備完了しました。

●スタートから終了まで。特にQSYやコンディション、トラブルなど

今回も6mからスタートです。ただ、お客さんが全然少ないです。しばらく電信電話が多かったので、電信にずっといるということは確かになかったですが、それにしても少なすぎます。

S&PとCQを一通りやったら24局で終わってしまった感じ。仕方ないので、早めですが当初予定通りHFを28MHzから順番に短い時間で下りていきます。HFもコンディションが良くありません。局数もマルチも全然増えていかずにバンドチェンジしていくばかりです。

23時過ぎにはローバンドまで行ってしまいました。局数はさすがに少しは増えますが、マルチの増え方が鈍いです。4時過ぎに3.5MHzで何とか100局を超えましたがマルチは35しかありません。、さらに7MHzは47局どまりです。こんなコンディションのおかげでテンションも下がりきって長距離移動の疲れも手伝って、仮眠することにしました。一応目覚し時計は1時間後にセットしました。

妻に7時に起こされました。なんと2時間半近く寝ています。しっかり目覚ましはリセットされていましたので、寝ぼけて止めたようです。まずは、妻に感謝。顔を洗って再スタートします。

まずは、7MHz以外を回ってみますが、コンディションはひどいものでした。8時の時点で281局しか出来ていません。これでは、600局なんてとても出来そうにありません。そこで、困った時の7MHz。と言うわけで、一通りS&Pした後に、じっくりとCQを出すことにしました。何とかクリアな周波数を見つけてひたすらCQです。QRPでも混信さえなければ国内QSOは充分です。地上高の低いINV-VEEも一役買っています。1時間余りで78局積み上げて形作り出来そうな感じになってきました。

日が高くなってきても14MHzが開けません。午前中は近場をポツポツと埋めるくらいで我慢です。ハイバンドが開けないとお客さんも集まりませんので、局数も増えません。最悪の状況の中フラストレーションが溜まっていきます。

14時台に久しぶりに7MHzで局数稼ぎをしていると、ようやくハイバンドも開けてきます。21MHzや28MHzの電波がやっと関東圏を出て行けるようになります。と言っても大した事はないですが、少しでも開けるのに越したことはありません。後半戦の追い込みでやっと600局、150マルチの実現性が見えるようになりました。(当初は楽勝だと考えていたのですが・・・)

スコアメークにハイバンドを使いたかったのですが、局数もコンディションも不充分です。QRP局にローバンドは辛いですが、またしても3.5MHz、7MHzに挑んでいきます。さすがに出来るところは終わってしまったようで、ペースを保つことが出来ません。最後の1時間くらいは6mで稼ぎたいと考えていたのですが、5分CQを出しても1局も出来ないような状況で再びローバンドに引き戻されました。最後の15分だけは意地で6mに戻って4局交信して21時を迎えました。

●目標と結果との食い違い、反省点、来年への抱負など

目標600局×150マルチ=90,000点に対して、結果として651局×161マルチ=104,811点でした。目標は局数、マルチ共にクリアすることが出来ました。しかし、元々目標設定も低かったうえにローバンドで半分以上の局数とマルチを稼ぎ出すなど、バランスが悪いです。コンディションの影響も大きいとは思いますが、ハイバンドは去年も気になっていた4エレトライバンダの戦力が今ひとつです。エレメント数を増やすのは厳しいので、VUHFのアンテナを整理してますとのトップに持っていく方法を検討する必要があるでしょうか・・・?

<結果>

バンド 交信局数  得点  マルチ
3.5MHz 158 158 37
7MHz 205 205 44
14MHz 99 99 32
21MHz 57 57 22
28MHz 40 40 15
50MHz 92 92 11   総得点
合計 651 651 161 104,811

<タイムチャート>

21 22 23 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 合計
3.5 - - 35 17 10 29 12 5 - - 1 2 - - - - - - - - - 25 8 14 158
7 - - - 23 18 - 2 4 - - - 56 22 20 - - 5 31 - - - 7 13 4 205
14 - 9 1 2 - 1 - - - - 10 - 4 12 8 10 3 - 10 19 7 - 1 2 99
21 - 14 - - - - - - - - 2 - 2 - 8 2 2 - 8 6 12 - - - 57
28 7 4 - 1 2 - - - - - 1 - 3 - 3 1 3 4 5 - 6 - - - 40
50 24 - 11 - 12 - 4 7 - - 13 - 2 - - 5 2 - 2 - 5 - 1 4 92
合計 31 27 47 43 42 30 18 16 0 0 27 58 33 32 19 18 15 36 25 25 30 32 23 24 651
累計 105 220 254 339 423 492 572 651

<マルチマップ>

   11111111111111
   000000000111110000000011111111112222222222333333333344444444445
   123456789012342345678901234567890123456789012345678901234567890
 3.5.....*.*...*..***.*.*************.******.***.*.*.*.**..***.....
  7.....*.*...*..***************.***********.***..*******.*****...
  14.....*.*......**..*.*.*****.*****......*...***.**.**********...
  21.....*.........*....************.......*..**........*.**..**...
  28...............*..*...********.........*...*...........*..**...
  50...............*......*********.*..............................

●Contest MLへの投稿からの抜粋 (2004/5/1)

<QRPerへ CQの勧め>
海老澤さんも書いているように、QRPでCQを出す人はあまり多くありませんが、上のバンドエッジ近くは混信も多少少ないので、この辺りを好んでCQを出していました。CWフィルタは250Hzと狭くしてありますが、その中は混信していないことを条件としました。もし、少しでも混信するとQRPのためつぶされてコールを取ってもらえません。

混信さえしていなければ、結構呼ばれて、局数を稼ぐことが出来ると思います。相手(H、M)の信号は充分強いですし、自分が呼んで欲しい速度でCQを出すことが出来ますから、コールは一度で取れます。今回の最高記録は7MHzで132qso/時間(10局交信の場合)となりました。

QRPから呼ぶ場合は充分強く入感していないと、相手に届かなかったり、何度もコールサインを送る必要が出てきます。私も、何度もご迷惑をおかけしましたが、最後に完全にコピーしてもらえると、本当に「ご苦労様、どうもありがとうございました。」と言う気持ちになりました。

QRPの時に限りませんが、アンテナの特性も重要です。国内コンテストでは1エリアからだと1000km程度までをくまなく交信したいので、打ち上げ角がある程度高いことが重要だと思います。私の使っている給電点13mのフルサイズのインバーテッドVの打ち上げ角はその条件を程よく満たしているようで、国内には良く落ちてくれます。(その代わりDXコンテストではだめですが)

その結果として、7MHzでは205局、44マルチできました。トータルは651 x 161 = 104,811です。QRPでもそこそこ出来たなという感じですが、これも積極的なCQを行ってこそだと思っています。

●2004 ALL JAの結果発表 (2004/8/26)

JARLにコンテストの結果が発表されました。

CA シングルオペ オールバンドP
(1) JE1SCJ 651 × 161 104,811 P
(2) JH2FXK 365 × 134 48,910 P
JE6MIS/6 367 × 132 48,444 P

昨年に比べて、CAP部門の方の頑張りが少なかったようで、1位を獲得することが出来ました。昨年の実績と比較すると、2位の成績だったので棚ぼたと言えそうです。とは言え、2年ぶりの入賞を単純に喜びたいと思います。
 2004年 オール埼玉コンテスト参戦記 (2004/1/12記)

●移動の様子

さいたま市桜区の移動場所に4:45に到着、日の出前の一番寒い時間帯に設営を始めました。気温はほぼ0度、途中車内で温まりながら3時間かけて何とか設営したアンテナは、何とも情けない限りです。

6mの鯉のぼり用のアルミポール1本に非力なアンテナ4本だけ。3.5-7MHzのDPと14MHzのINV-Vは給電点5mしかありません。50MHzのHB9CVはVSWRがいくら調整しても下がらず、何度となく捨てようと思っているものを、代わりのアンテナが調達できずにまた持ち込みました。一番まともなのが、トップに上がっているX5000ですが、平地では給電点の低さが気になります。

埼玉まで乗り込みで来た割には、準備不足と言わざるを得ません。

● リグ、アンテナ、周辺機器・小道具、ソフトなど

参加部門: 県内電信電話の部 シングル・オペマルチバンド
リグ: IC-736、FT-736M
アンテナ: DP (3.5-7MHz)、INV-V (14MHz)、HB9CV (50MHz)、GP (144-1200MHz)
発電機: スズキ SX-800R

● コンテストの経過

9-10時台: 50MHzでスタートします。周波数も中々良い場所だったのですが、余り呼ばれません。30分ほどで撤退します。次に、局数がたくさんいる7MHzにQSYします。最初は少し呼びまわって、その後かなり上のほうに陣取ってゆっくりとCQを出すと、そこそこ呼ばれます。結局70分で88局と何とか、60局/時間のペースを確保しました。

11時台: この段階ですでに頑張る気力がそがれたまま、1200MHzにQSYします。やはり35分で29局しかできません。がっくりとしてトイレ休憩+ガソリン補給で気分転換を図ります。

12時台: 挽回する積りで430MHzに上がりますが、山の上とは違います。60局/時間のペースを確保するのがやっとです。144MHzにQSYするものの、きっかけはつかめず終盤に入ります。

13時台: 全然聞こえないハイバンドを一回りして、50MHzのCWを覗いて不完全燃焼がつのります。

14時台: 最後の積りで、7MHzでCQを出し始めます。既に気力は絶たれていて、眠気も襲ってくるので、次々と呼んでくる局のコールが取れません。何とかやりくりするのですが、ペースも上がらないためにお客さんも減ってきます。こんな時は何をやってもダメな状態です。
最後の20分は、色々なバンドを回って、最後に50MHzで134406すなわち自分のいるさいたま市桜区をニューマルチをゲットしたので、ついでに3バンドほどお付き合いいただいて、マルチの積み上げをしました。最後に1200MHzまでいったところでタイムアップとなりました。

●目標と結果との食い違い、反省点、来年への抱負など

最初、60局/時間を最低として360局、できれば500局を目指そうなどと考えていました。ところが、最低線の局数にも届きません。理由は明らかです。一番目はアンテナ、そして気力でしょう。HFで3.5MHzとハイバンドの合計4バンドを諦めたら思うようなスコアメークができるわけがありません。50MHzも不調でした。捨てようと思ったアンテナはやはり捨てなくてはいけないのでしょう。気力は、アンテナが良ければ少しは救われたかもしれませんが、最後まで頑張るぞーと言う気持ちを維持しきることはできませんでした。

来年も現地乗り込みでやるなら、アンテナを充実させることが一番でしょう。メインのポールに12m級を持ってくるだけでずいぶんと楽な展開になると思います。次の移動までに何とか物にしたいです。さて、現実はどうなるでしょうか・・・?

<結果>

バンド 交信局数  得点   マルチ 
3.5MHz 6 12 6
7MHz 148 293 65
14MHz 6 11 5
21MHz 3 6 3
28MHz 4 8 3
50MHz 51 73 29
144MHz 36 38 22
430MHz 62 62 36
1200MHz 31 31 16  総得点 
合計 347 534 185 98,790

<タイムチャート>

| 09 10 11 12 13 14 | 合計  (CW)
---- + -- -- -- -- -- -- + ---- ------
3.5 | 3 3 | 6 (6)
7 | 32 56 8 52 | 148 (145)
14 | 6 | 6 (5)
21 | 1 2 | 3 (3)
28 | 2 2 | 4 (4)
50 | 28 17 6 | 51 (24)
144 | 9 26 1 | 36 (2)
430 | 10 51 1 | 62 (0)
1200 | 1 29 1 | 31 (0)
---- + -- -- -- -- -- -- + ---- ------
合計 | 60 66 39 60 54 68 | 347 (189)
累計 | 165 182 |

●結果発表(2004/5/8追記)

JARLニュース 2004年5-6月号に結果が発表されました。埼玉県支部のホームページには既に発表されていましたが、気がつきませんでした。

さて、結果は予想通り入賞圏外の6位でした。総得点はトップのJM1LRQさんの半分以下で、その差は歴然です。上位入賞者はコンテスト常連さんがずらりと並んでいます。さすがに人気のコンテストでの入賞は難しいなと実感しました。

しかし、アンテナをまともに上げれば入賞できそうなこと、短時間で楽しめそうな気配が感じられたことから、来年も現地乗り込みで頑張りたいと思っています。

コンテストのページに戻る

トップに戻る